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コンセプトは
「Bio-Digital Transformation(バイオDX)」
本拠点のコンセプトである「Bio-Digital Transformation(バイオDX)」の推進により、 “誰ひとり取り残さず”持続的な発展を可能とする「バイオエコノミー」社会の実現を目指します。プロジェクトでは、生物の“プログラミング(ゲノム編集・合成)”と“デジタル化(遺伝情報の解読・解析)”による研究開発から、生物のもつ機能を最大限に発揮し、食・健康・エネルギー等、人類が直面する課題の解決に挑んでいます。これは本拠点のビジョンターゲットと開発課題の概要を示したものです。課題1と課題2において基盤技術の開発をさらに進め、課題3と課題4で実証を行います。基盤技術としてデジタル育種とゲノム編集の融合技術の開発を、実証サイトにおける鶏卵と藻類のスケールアップ実験を進め、3つのターゲットの解決を実現し、バイオDXで持続可能な発展を導くバイオエコノミー社会を実現します。
History
2016
2020年度
2020
2021年度
2022年度
JST産学共創プラットフォーム
共同研究推進プログラム(OPERA)採択
JST・共創の場形成支援プログラム(育成型)採択
共創の場形成支援プログラム
本格型 昇格

広島大学では、学内のゲノム編集に関わる研究者を結集して「ゲノム編集研究拠点」を設置しており、これをベースに、日本ゲノム編集学会との密接な連携のもと、オールジャパン体制の「ゲノム編集」産学共創コンソーシアムを構築しています。
この共創コンソーシアムは、2016年度からJST産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)の支援を受けて運営しており、現在、大学等9機関と民間企業17社の計26機関からご参画いただいています。研究テーマとしては、(1)バイオ素材・エネルギー産出、(2)植物や動物の品種改良、(3)医薬品開発用の細胞やモデル動物作成、(4)国産ゲノム編集ツールの開発などの研究開発テーマに加え、「ゲノム編集をめぐる社会動向調査(規制、世論形成)」の調査研究テーマで構成しているところが特徴です。

Projects
“誰ひとり取り残さず”持続的な発展を可能とする
「バイオエコノミー」社会を実現することを目指して
プロジェクトでは、SDGs達成に貢献する3つのターゲットを設定し、ターゲットごとに研究開発課題(プロジェクト)を立て、生物の“プログラミング(ゲノム編集・合成)”と“デジタル化(遺伝情報の解読・解析)”による研究開発によって、生物のもつ機能を最大限に発揮し、食・健康・エネルギー等、人類が直面する課題の解決に挑んでいます。


ターゲット1

食料問題を解決する
フード&アグリテック
-
バイオDXによる農業イノベーション
-
フードテックによる食の輸出
研究開発課題1:
データ駆動型ゲノム育種 (デジタル育種) 技術の開発

広島大学大学院統合生命科学研究科
特任教授
坊農 秀雅

ターゲット2

バイオDXによる
健康福祉の増進
-
バイオ医薬品の低価格化
-
スマート生物工場によるタンパク質生産
研究開発課題2:
デジタル駆動による産業直結型ゲノム編集トータルパッケージの開発

ゲノム編集イノベーションセンター センター長・教授
山本 卓
研究開発課題3:
家禽のデジタル育種とバイオ医薬品製造技術の開発

広島大学大学院統合生命科学研究科
教授
堀内 浩幸

ターゲット3

カーボンゼロを推進する
バイオものづくり
-
バイオ燃料や高付加価値の脂質生産
-
バイオプロセスの低コスト化
研究開発課題4:
微細藻類および植物による有用物質生産プラットフォームの開発

東京工業大学生命理工学院
教授
太田 啓之